心にモヤモヤや不安などがあると、眠れなかったり、1・2時間おきに目が覚めてしまう「中途覚醒」で悩んでいる人はたくさんいます。

眠れない状況が続いてしまうと、精神疾患になる可能性が高まるほど、睡眠は私たちの健康にとって大切です。でも、朝までぐっすり眠るためには、どうしたら良いのでしょうか?

今回はカウンセリングの予約が5年待ちという人気の心理カウンセラー・弥永英晃先生に特別にMENTがインタビューさせていただきました!

人気カウンセラー・弥永先生について

―まずは弥永先生のプロフィールを教えてください。

私は大分市在住で、カウンセリング学博士、心理カウンセラー、看護師、作家として活動しています。2018年に出版した『スグ効くおやすみ絵本 子猫のクウ ねむり城への大冒険(東邦出版)』は4万部のベストセラーに。

2019年にはハウスウェルネスフーズ「ネルノダ」の「おやすみ絵本朗読コンペ」で選抜され、歌手・声優の水樹奈々さん、声優の梶裕貴さんが朗読されたオーディオブックが配信されました。

ほかに水樹奈々さん推薦『おやすみ絵本 ねむりの王国のクウ(インプレス)』『症状改善率98%のカリスマ心理カウンセラーが明かす パニック障害の不安がスーッと消え去る17の方法(大和出版)』『「脳科学×心理学」で自己肯定感を高める方法』『症状改善率98%の心理カウンセラーが明かす 薬に頼らずうつを治す28の方法(コスミック出版)』をはじめ、実用書、CDブック、絵本、小説、漫画化作品など多数。

著作は累計21万部を超え、アジア7か国で7冊翻訳されて国際的にも高い評価をいただいています。

不眠症はいわば、「国民病」

―今は睡眠について悩む人が多いのでしょうか?

実は、日本人の5人に1人は眠れなくて悩んでいます

厚生労働省の調査によると、日本の人口1億2,483万人(総務省2022年10月現在)のうち5人に1人、つまり2,500万人を超える人たちが「不眠症」で悩んでいて、いまや不眠症は国民病といえます。

1日24時間のうち8時間眠るとすると、睡眠は人生の3分の1もの時間を占めます。

睡眠を制することで、健康はもちろん人生が決まるといっても過言ではありません。睡眠不足を放置しておくと、人生のあらゆるリスクを背負うことになるのです。

睡眠を取ると、精神疾患の予防にも

―そもそも睡眠にはどんな役割があるのでしょうか?
睡眠不足になると、体が重く疲労感がある、不快な頭痛に苦しむ、脳が疲れて思考が鈍くなる、仕事の質が下がる、免疫力が低下するなど、さまざまな支障が生じます。

人は睡眠によって1日の疲れを回復し、脳の記憶を整理して脳疲労を解消し、自律神経を安定させて、健康を維持しています。

また、眠っている間に成長ホルモンが分泌され、成長や細胞の修復を行います。中でも重要なのが、成長ホルモンが分泌される夜22時から翌2時の4時間です。

この時間は「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれ、特に質の高い眠りに入っておくことが大切です。

さらに、睡眠時は睡眠ホルモンのメラトニンや愛情ホルモンのオキシトシン、幸せホルモンのセロトニンなども分泌されます。

うつやパニック障害の方は脳内のセロトニンが低下していて、睡眠を十分にとることは精神疾患の予防にもなります。

詳しくは『3分読むだけでグッスリ眠れる本(秀和システム)』や『パニック発作が起こらなくなってくる本(大和出版)』に記載しているので、よろしければご覧ください。

弥永英晃先生がおすすめする、朝までぐっすり眠る4つの方法

―朝までぐっすり眠るためにおすすめの方法を教えてください。
具体的に4つご紹介しましょう。

1つは、よい睡眠につながる成分が入ったサプリメントや食べ物を取るという方法があります。

脳の松果体(しょうかたい)から出るメラトニンは、寝つきが悪い、夜中に目覚めやすいといった睡眠トラブルに有効です。

夜はメラトニンの量が増えることで自然と眠くなり、朝になると量が減って気持ちよく目覚めることができるため、「睡眠サプリメント」として飲まれています。

マグネシウムも筋肉を緩めて深く眠るためにおすすめで、スプレータイプもあります。アオサや青ノリ、ワカメに多く含まれています。

2つ目として、「ホ・オポノポノ」の言葉を寝る前に唱えましょう。

ホ・オポノポノは「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」の4つの言葉を唱えるだけで幸せになれるという、古くからハワイに伝わる心の浄化法です。

潜在意識に積み重なった過去のマイナスの記憶や感情をクリーニングすることができます。

ホ・オポノポノを実践して成果をあげた例があります。アイオワ大学で博士号を取得したイハレアカラ・ヒューレン博士は、1980年代にハワイ州立病院の精神科に勤務し、殺人・強盗など凶悪な罪を犯して精神を病み収容された人たちに、4つの言葉を唱え続けました。

すると囚人患者たちが穏やかになって回復し、病棟は閉鎖されたのです。

私の患者さんにも、4つの言葉によって気持ちがラクになり、睡眠が改善された人がたくさんいます。

潜在意識=言葉=DNAはつながっていて言葉によって健康遺伝子をオンにできることを書いた本が、ロングセラーの『症状改善率98%のカリスマ心理カウンセラーが明かす パニック障害の不安がスーッと消え去る17の方法(大和出版)』です。

―言葉の力は大きいのですね。
その通りです。ですから、3つ目として、本を活用するのもおすすめです。

本は言葉です。私が出版している「大人向けのおやすみ本」は、脳科学と心理学によって潜在意識に働きかけ、不安が消えて眠たくなるような言葉やイラストを仕込んでいます。

そこまで本格的でなくても、前向きで癒されるような本があれば、眠る前にそれを読んでみるというのもいいでしょう。

そして4つ目は、ハーブティーを飲むことです。

温かいものを飲むことでホッとしますし、体温を上げることで免疫力が高まり、冷えを遠ざけることもできます。

ハーブは薬草で心身に大きな影響をもたらしてくれるので、睡眠にいいハーブを使ったハーブティーを飲むといいでしょう。

▶弥永英晃先生も飲んでいただいた、睡眠用ハーブティー「MENT」について

睡眠リズムが崩れてしまう、3つの原因

―そもそも眠りにつきにくくなるのは、どんな理由があるのでしょうか?

人それぞれ、さまざまな事情を抱えていますが、大きく3つあると思います。

まずは、ちょっとしたものから重大なものまでトラウマを抱えていて、自分はダメだと思ったり、不安になったりして、精神のバランスを崩して眠れないケースです。

脳疲労が原因になっていることもあります。現代人はスマホやパソコンから膨大な情報を浴びているため、脳疲労を起こして眠れなくなっているのです。

また、スマホやパソコンのブルーライトは目を覚ます性質があり、夜に浴びると眠れなくなったり、翌朝の目覚めが悪くなったりします。

ブルーライトカットのメガネやカバーを使うのが対策の1つです。

もう1つは、食の問題です。ラーメンやパスタ、お米、スナック菓子などを大量に食べて、お腹がいっぱいになれば満足していませんか?

それらは主に炭水化物で、寝るために必要なメラトニンを生成する前駆物質であるトリプトファンやセロトニンの原材料であるタンパク質、その生成過程で必要になる鉄・ビタミン・ミネラルなどが不足してます。

そのためセロトニンを作ることができずに不安やうつ傾向になり、メラトニンも出にくくなって睡眠トラブルが発生しやすくなります。

タンパク質や鉄分、ビタミン、ミネラルなど栄養が含まれた食事をきちんと取ることは、睡眠の質の向上にも繋がるのです。

人間関係で悩まないためには、真っ白な時間を

―人間関係に悩んで不眠になる人も多いようです。悩まないためにおすすめの方法はありますか?

まずはその問題や悩みを頭の中に取り入れない、真っ白な空白の時間を作りましょう。

アメリカの一流企業やビジネスエリートも取り入れている「マインドフルネス瞑想」がおすすめです。

何も考えないことで余裕を取り戻す方法です。

やり方はネットやYouTubeで紹介されているので、参考にしてみてください。

また、先ほどお話した4つの言葉「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」で心を浄化することも有効です。

いずれも心の余裕ができることで、対人関係やものの見方、対処の仕方が変わっていきます。

MENTハーブティーを飲んで、体感したハーブの力

―弥永先生はMENTのハーブティーを飲んでいただいたということで、感想をお聞かせください。

英国ではメディカルハーブを利用した代替医療が生活に根付いています。

MENTは英国メディカルハーブ協会認定のハーバリストと共同開発されているので、安心して飲むことができました。

ナイトリセットブレンドにはリラックス作用のあるハーブ、モーニングアップブレンドには覚醒作用のあるハーブが入っていて、どちらも自律神経を安定させて切り替えるのに適していると思います。

ナイトリセットブレンドは、ひと口飲むとラベンダーの香りがフワッと広がり、穏やかな気分になれました。

ハーブなので少し苦味はありますが、私は気になりませんでした。リラックスしてぐっすり眠り、朝も気持ちよく起きることができました。

モーニングアップブレンドは、朝飲むとシャキッと目覚めて、よし動こうと思う感覚がありました。

私の仕事は言葉をとても大切にしていて、モーニングアップブレンドを飲むと頭が働き言葉がどんどん出てくるので助かりました。

▶ナイトリセットブレンドについて詳しくはこちら
▶モーニングアップブレンドについて詳しくはこちら

ナイトとモーニングどちらも抽出するのに4分、6分の時間があります その間にナイトの場合は『3分読むだけでグッスリ眠れる本』(秀和システム)モーニングは「寝る前に5分”読むだけで「不安」がスーッと消え去る本」(大和出版)を読んでいただけると嬉しいです。

自分にあった「ととのえ方」を見つけてみてください

―最後に、睡眠のトラブルに悩んでいる人に向けてメッセージをお願いします。

眠れないと朝からダルくて頭が回らず、仕事や恋愛、プライベートが楽しめませんよね。

ぐっすり眠って体と脳をしっかり休ませることで、健康にいきいきと生きていくことができます。

そのために、自律神経を整えることも重要です。

今回、私がご紹介したもののほかにもいろいろな方法があり、体質や状況は人それぞれなので、どれが解決策になるかは一概にいえません。

でも、解決策は必ずあります。試して自分に合う方法が見つかったら、継続してみましょう。ひとりで解決することが難しければ、遠慮なく専門家に相談してください。

皆さんがぐっすり眠れるようになることを心から願っています。

■弥永先生の最新作、『読むだけですぐにグッスリ眠れる本』(秀和システム)について詳しくはこちら
弥永先生-最新作

メンタルケア専用ハーブティー・MENT

自律神経のリズムに注目したハーブティー。目覚めのリズムをととのえるモーニングアップ、睡眠のリズムをととのえるナイトリセットの2種類をご用意しています。

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英国ハーバリストと共同開発

MENTは英国メディカルハーブ協会の認定ハーバリスト、リエコ・大島・バークレー氏と共同開発しました。



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